髪と頭皮にやさしい白髪染めとは
市販の白髪染めは、いろいろな種類があってどれを使えばいいか悩む人も多いのではないでしょうか。
私も、髪や頭皮に負担を掛けず、安心して使える物を模索してきました。
結果として一番いいと思ったのは、ヘナカラーです。
ヘナとは植物を使った染料のことで、自然派の白髪染めとして親しまれています。
商品には植物100%の物と、化学成分が含まれている物もあるので、よく確認する必要があります。
私が感じた、ヘナの良いところやデメリットなどを挙げていきたいと思います。
○頭皮や髪・体にやさしい
一般的なヘアカラーに比べると、髪が傷むことがなく、頭皮がピリピリしたりする可能性も低いです。
植物性なので「有害な物質が頭皮から吸収されないか?」という心配がありません。
このため、頭皮や手に付着してもあまり気にならず、私にとっては塗りやすいです。(多少は肌も染まりますが、数日で落ちます)
○トリートメント効果がある
ヘナには、髪をコーティングし、ハリやコシ・ツヤを与え、また、紫外線から守る効果があると言われています。
カラーリングをやればやるほど髪にいいというのはヘナの素晴らしいところだと思います。
私はヘナを塗った後、いつも最初はきしむ感じがしますが、何日か経つとツヤが出て髪の状態が良くなっていると感じます。
トリートメント効果のあるハーブなどがブレンドされた商品もあるので、効果を高めたい場合はそういった物を選ぶといいかもしれません。
・失敗するリスクが少ない
髪が明るくなったりはっきり染まるというような劇的な変化がないぶん、塗りムラなどの失敗が目立たず、時間を置きすぎて予想外の色になってしまうこともありません。
○ヘナのデメリット
ヘナは、まず粉末に水を足しペースト状にしてから使用するので、他のカラーリングに比べるとやはり塗るのに手間が掛かるようです。
植物のパワーが宿るヘナですが、植物性でもかぶれや植物に対するアレルギーなどの可能性はありますので、最初はパッチテストを行ったほうがいいです。
そして、よく言われているように、やはり匂いが独特です。
私は、匂いに慣れてきてむしろ「ヘナをやっている!」という実感とともに癒しを感じたりしますが、もし近くに家族がいたら、相当匂いが気になるのではないかと思います。
○ヘナの染まり具合
ヘナは、1回で白髪がはっきりと染まるという感じではなく、回数を重ねるほどに赤茶色っぽく染まり、周りと馴染んで、ぼかしたように目立たなくなるという感じです。
はっきり、しっかりと染めたいという人や、全体を明るい色に変えたいという人には不向きです。
また、ヘナ100%の場合は、白髪が赤っぽく染まりますが、茶色っぽく濃い色に染めたい場合、ヘナにインディゴなどが混ざった商品を選ぶとよいと思います。
私はヘナの他に、白髪染めのトリートメントやヘアマニキュアなど、髪に負担が少ないといわれているものを試した中で、ヘナが一番、白髪が目立たなくなったと感じました。
どの白髪染めもそれぞれのメリット・デメリットがありますが、自分の好みやライフスタイルに合ったものを選びたいですね。
髪や頭皮へのやさしさを重視する人は、1度ヘナを試してみてもいいのではないかと思います。